なぜ今こそウール(100%)なのか
もし私たちが、産業界に課せられた国連の気候変動目標の達成に少しでも近づこうとしているのであれば、衣料品や繊維製品の生産、使用、廃棄についての考え方を変える必要があります。その変化での主要となる部分は、今までの”直線型の経済システム”から”循環的の経済システムへ”と移行することなのです。
- プリンス・オブ・ウェールズ殿下
なぜ今こそウールなのか↓
https://www.youtube.com/watch?v=m21Xn8R7188&t=45s
100%天然
Hettie製羊毛は、”アブラハム・ムーン社製”天然由来品で、人間の毛髪に似たケラチンタンパク質繊維であり、100%天然で人工的なものではありません。
再生可能
牧草があり、水があり、空気があり、太陽の光がある限り、羊は毎年新しい羊毛を生み出します。
生物分解性
耐用年数を終えたウールは土壌や海洋環境に戻すことができ、そこで分解されることで貴重な窒素ベースの栄養素が地中や海洋に放出されます。ウールが土壌や水中に廃棄される場合、ほとんどの合成繊維やプラスチックが分解されるのは非常に時間がかかるのに対し、羊毛は短時間で分解されます。
通気性
ウールには、皮膚に接して水蒸気(自重の30%まで)を吸収する大きな能力があるため、非常に通気性がよく、極端な気温の変化にも快適に着用できます。
ウールの繊維はクリンプ加工が施され、糸や生地の中で密着をすると、何百万もの小さな空気のポケットのようなものを形成します。このユニークな構造により、ウールは保温性を損なうことなく、大気中あるいは着用者の汗によって湿気を吸収・放出することができるのです。
多気候性/多季節性
暑くても寒くても、湿度が高くても乾燥していても、ウールの衣服は最も通気性に優れています。ウールは綿の2倍、ポリエステルの30倍の水蒸気を吸収・放出します。
肌に着用すると、ウールは生地と肌の間の緩衝材として働き、湿度と温度を自動的に調節する機能を有します。
ウール繊維の外層が疎水性(耐水性)であるのに対し、その内層であるコルテックスは親水性です。皮質は湿気を感じることなく、その重量の約3分の1の水分を吸収することが可能です。
復元力
ウール繊維はコイル状のバネのようなもので、着用中に元の形に戻り、自然にシワになりにくい。引張りにも強く、約20,000回以上折り曲げても壊れません。
保護
石器時代以来、ウールは人間が知る限り最も効果的な全天候型プロテクションのひとつとして評価されてきました。
何千年もの間、羊は暑い季節、寒い季節、乾燥した季節、湿気の多い季節を通してウールに守られてきたため、最も過酷な環境にも適応することができたのです。
コンフォート・ストレッチ
ジグザグに縮んだ構造により、ウールには自然な伸縮性があります。そのため、ウールの衣服は着る人に合わせて心地よく伸び、自然な形に戻るため、シワやたるみができにくいのです。
ウールは長期にわたって外観を維持し、製品に付加価値を与え、過剰な洗濯の必要性を減らし、寿命を延ばします。
イージーケア&汚れを防ぐ
ウール繊維には保護層があるため、汚れにくいのです。現在、多くのウール製品白物家電やウール加工の技術革新により、ウール製品はもはや手洗いのみではなくなりました。
帯電防止
メリノウールは天然の帯電防止素材なので、汚れやホコリ、糸くずを寄せ付けません。
防臭性
ウールは他の繊維製品よりも汗を吸収しますが、通気性がよいため細菌繁殖を防止し、不快な体臭を発生させる前に空気中に放出する効率がはるかに優れています。
ウールは汗の蒸気を吸収するため、肌に汗が残りにくく、乾燥、干すことで簡単にリフレッシュ・再生できます。ウールには汚れやバクテリアを排出する自然治癒的能力があるため、洗濯の間隔を長くすることができます。
安全なソリューション
水分と窒素を多く含むウールは、天然の難燃性素材です。ウールは溶けたり、垂れたり、肌にくっついて火傷をすることがなく、極端な熱にさらされても煙や有害なガスの発生が他の繊維製品に比べて少ないです。
ウールが燃えるためには大量の酸素が必要であり、他の繊維に比べてはるかに高い発火しきい値を持っている(約570℃~600℃)ため、燃え広がるのを防ぐことができます。
紫外線防止
ウールは日差しからしっかりと保護し、ほとんどの合成繊維やコットンよりもはるかに高いレベルのUVプロテクション(最近の研究では99%を遮断するというい結果も出ている)を持っています。
羊を風雨から守るために何万年もかけて進化してきた天然繊維であるウールは、紫外線を吸収し、日差しから、わんちゃん・人間を防護します。